2018年5月30日水曜日

キングスカイフロントA地区まちびらき

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。当社が本社・研究所を構えた川崎市殿町のキングスカイフロントで本日、A地区のまちびらきセレモニーが開催されました(当社はB地区に属します)。神奈川県知事、川崎市長ら7名によるテープカットが行われました。

目玉となる施設はホテルの進出です。「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」が6月1日にオープン予定です。客室数が186室あり、川崎臨海部で作っている使用済プラスチック由来の水素を熱源として使用するエコなホテルという特徴があるらしいのですが、個人的には最上階(5F)のテラスレストランに注目しています。ランチの選択肢が拡がることになり、とてもありがたく思っています。

キングスカイフロントA地区は先週金曜日にコンビニ(セブンイレブン 川崎キングスカイフロント店)もオープンしました。いずれも当社から歩いて6分圏内です。着実にインフラ整備が進んでいます。

2018年5月28日月曜日

ペプチスター本社工場 新築工事 地鎮祭

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。28日(月)の14時から開催されたペプチスター株式会社本社工場 地鎮祭に行ってきました。会場は塩野義製薬の摂津工場内(大阪府摂津市三島2-5-1)です。参加者は摂津市長、ペプチスターへの出資会社及び工事関係のトップら100名を超す方々です。

写真は、ペプチスター本社工場の完成予定の300分の1の大きさの模型です。研究開発棟(総合棟といいます)と2つの製造棟からなり、3つの棟すべてにペプチスターのコーポレートカラーであるブルーのストライプが入っています。研究開発棟があることは、ペプチスターが単なる特殊ペプチド原薬の製造受託会社(CMO)ではないことをあらわしています。

15時からは着工記念式典が約1時間行われました。ペプチスターの代表取締役社長である窪田さんの挨拶で始まり、ペプチスターの執行役員である舛屋さんの一本締めで閉会としましたが、一本締めの前に舛屋さんが話した技術開発に関する自信に満ちた内容は、参加していた多くの方々が高揚感を覚えたのではないかと思いました。

2018年5月25日金曜日

三重県四日市市で個人投資家向け会社説明会を開催します

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。6月7日(木)の15時から個人投資家向け会社説明会を開催します。場所は岡三証券四日市支店 セミナールーム(三重県四日市市諏訪栄町20-11)です。当社の講師は会長の窪田が行う予定です。

お問い合わせ先は岡三証券四日市支店(電話:059-353-1131)となっております。四日市市周辺のみなさまのご参加をお待ちしています。

宇宙を活用した医薬品開発がテレビで紹介されました

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。24日(木)のテレビ東京の夕方の経済ニュース番組「ゆうがたサテライト」の中で、宇宙ビジネスの特集があり、約3分間ですが、当社の宇宙(国際宇宙ステーション・「きぼう」日本実験棟)を活用した医薬品開発が、当社取締役・舛屋のコメントとともに紹介されました。

2018年5月24日木曜日

そーせいグループ株式会社とのコラボレーションで成果

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。24日(木)の8時30分に「そーせいグループ株式会社との戦略的共同研究において PAR2標的に対して高い親和性と選択性を有するペプチド・アンタゴニストを同定」をリリースしました。

当社とそーせいグループ株式会社(以下 そーせい社)の子会社であるHeptares Therapeutics社は、昨年6月に炎症性疾患の治療において重要な役割を担っているGタンパク質共役受容体(GPCR)を標的とする新規治療薬の研究開発・商業化を目的とした戦略的共同研究契約を締結しました。創薬ターゲットとした炎症性疾患の治療において重要な役割を担っているGPCRが「プロテアーゼ活性化受容体2(PAR2)」です。

PAR2は、細胞膜を7回貫通している構造の受容体で、体内の酵素(トリプシン等)によって受容体の細胞外にある端に近い箇所が切れ、その切れた先端領域が、同じ受容体の第2ループに結合することで活性化し、細胞内にシグナルを送るという独特の活性化機序をもつGPCRです。そのため、PAR2に働いて細胞内へ炎症促進のシグナル伝達を阻害する物質(アンタゴニスト)を見い出すこと(同定すること)は極めて難しいとされていました。

しかし、今回、両社のプラットフォーム技術(StaRとPDPS)を組み合わせることで、強い結合力と高い特異性を有する新規ペプチド・アンタゴニストが同定できました。しかもわずか2カ月未満で同定することができましたのでニュースリリースとさせていただきました。

2018年5月22日火曜日

個人投資家向け会社説明会(福島県会津若松市)16/47

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。5月22日(火)の14時45分から個人投資家向け会社説明会を開催しました。会場は会津若松ワシントンホテル(会津若松市白虎町201)です。講師は会長の窪田が行いました。

東京駅から山形新幹線で郡山駅まで行き、そこから高速バスで磐梯山を眺めつつ会津若松駅、そこから徒歩4分で会場です。所要時間は合計で約2時間半、近いですよね。

会社説明会は約120名の投資家が参加してくださいました。終了後に3名の方が質問に来られました。「ブログ見ているからね。昨年も参加したけど株主総会に今年も参加するよ」と声をかけてくれた株主さんもおられました。会津はいいところです。
開催の準備をしていただいた丸三証券会津支店の関係者様、ありがとうございました。

2018年5月20日日曜日

菅バンドの定期ライブ

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。5月20日(日)の12時から菅バンドのライブに行ってきました。
菅(すが)バンドとは、当社のコア技術の生みの親である東京大学の菅裕明教授(当社の社外取締役)が、学生時代の同級生と組んでいるバンドで、正式なバンド名はHopeless Bandといいますが、ペプチドリーム内では菅バンドと呼んでいます。

定期ライブは銀座6丁目の銀座TACT(タクト)というライブハウスで行われました。会場は満杯で、90名はいたのではと思います。今回は応援にプロのトランペット奏者(ふみえさん)も加わり、演奏はアンコール曲を含めて17曲。高校時代から演奏しているという曲や、今回が初披露という新曲(途中からやり直しがありましたが・・)、菅教授がボーカルとして歌を披露するなど様々なパターンで楽しませてもらいました。アンコール曲は、Dean Brown(ディーン・ブラウン)の『Just do it』で、1時間半のライブは盛り上がって終了しました。

私はほぼ最前列で見てました。私個人としては今回が初めての定期ライブへの参加だったのですが、一番感動したのは、休憩時間に菅さんの奥さんが「ブログをいつも見ています」とあいさつに来てくださったことです。すごくテンションがあがりました。

2018年5月18日金曜日

個人投資家向け会社説明会(新潟県新潟市)15/47

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。5月18日(金)の13時から新潟市のホテルオークラ新潟において個人投資家向け会社説明会を開催しました。講師は会長の窪田が行いました。

新潟は上越新幹線を使うと2時間です。近いですよね。新潟駅は駅を新しくする新潟駅N-PROJECTが進んでおり、変わろうという前向きな印象を受けました。

会社説明会は約60名の投資家が参加してくださいました。開催の準備をしていただいたみずほ証券新潟支店の関係者様、ありがとうございました。

塩野義製薬から2回目の技術ライセンス料を受領

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。当社は17日(木)の15時に、「塩野義製薬株式会社による当社創薬開発プラットフォームシステム:PDPS運用開始のお知らせ」を発表しました。

当社のビジネスは、製薬企業とまず、創薬共同研究開発契約を締結します。製薬企業が持っている創薬ターゲット(タンパク)に対して、当社の数兆種類の特殊ペプチドからなるPDPSを用いて、製薬企業が見つけることができなかった医薬品候補物質(ヒット候補化合物)を創り出す作業を共同で進めていきます。ここでの成果を見て、創薬共同研究開発契約企業の中から新たな契約金を支払ってでもPDPSを自社で自由に使って創薬開発を行いたいとの要望がうまれることにより、当社はPDPSを非独占的にライセンス許諾する契約(技術貸与)による新たなビジネスも行っているのです(我々はテクニカルトランスファーの頭文字からTTと呼んでいます)。現在、この契約を締結している企業は5社です。

塩野義製薬は2017年6月に、このPDPSの非独占的ライセンス許諾契約を締結しています。契約締結時に契約一時金(技術ライセンス料)を受領し、そして今回、技術移管の第一ステップが終了したことで2回目の技術ライセンス料を受領することになりました(今後、技術移管に関して設定したクライテリアを達成した場合は3回目の技術ライセンス料を得ることができます)。各段階における金額は非開示ですが、平成30年6月期の通期業績予想の達成に向けて大きな進展があったといえます。

塩野義製薬は、これまでも熱心にPDPSを用いた創薬に取り組んでいただいておりますが、今回の技術移管により今後、これまで以上のペースで創薬開発に取り組んでいただけるのではと予想しております。

2018年5月14日月曜日

平成30年6月期 第3四半期決算の発表

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。14日(月)の15時30分に平成30年6月期 第3四半期の決算を発表しました。第3四半期累計期間(平成29年7月1日~平成30年3月31日)の業績は売上高が11.3億円、営業損益は13.2億円の赤字となりました。

平成30年6月期も第4四半期(4月1日~6月30日)のみとなりました。前年度は第4四半期の3カ月間で売上高34.7億円、営業利益23.8億円を確保しましたが、今年度は公表している業績予想を達成するにはそれ以上の数字を確保しないといけません。決算発表後に電話で問い合わせのあった各証券会社のアナリストの多くはこの件に関する質問でした。当社の見解は、今回発表した決算短信の5ページ目の(3)に明記しましたように、「当第3四半期累計期間の業績は、いずれの利益項目においても損失を計上しましたが、通期計画に対しては想定の範囲内の進捗であり、現時点においては、平成29年8月9日に発表いたしました平成30年6月期の業績予想を据置といたします。」というものです。これが業績に関する当社の投資家のみなさまへのメッセージです。

業績予想達成に向け、新規契約、既存契約の進捗に伴うクライテリア達成や契約内容の拡大など、さまざまな交渉や対応を進めています。当社の事業環境は引き続き良好とみており、残り1カ月半を見守っていただけたらと思います。

当社の事業が順調かどうかを判断する材料の1つとして、今期から開発プログラムの進捗状況を数字として開示することを開始しています。ホームページについては本日、その掲載方式を3カ月ごとの時系列に改めており、進捗状況がよりわかりやすくなっています。ホームページのパイプラインのページをご覧ください。

2018年5月3日木曜日

PETトレーサー・ペプチドの開発

みなさん、こんにちは。IR広報部長の岩田です。ゴールデンウィーク前半、4月29日、30日と広島に行ってきました。毎回、広島に行くたびに思うことは、科学技術を人類の幸福のために使用する大切さです。

放射性物質はごく微量であれば、生体内の状況を分子レベルで伝えてくれる貴重な情報源となり、医療分野で多大な貢献をしています。

当社は今年2月に、米国ブリストル・マイヤーズ スクイブ(以下 BMS社)との共同研究開発プログラムにおいて、BMS社がバイオイメージング剤の臨床開発を開始したことを発表しました。バイオイメージング(分子イメージングともいいます)剤とは、生物が生きた状態のまま、外部から生体内のタンパク質などの様々な分子の挙動を観察することを可能にする薬剤(診断薬)です。今回のバイオイメージング剤は、がん細胞の目印となる“がん抗原”に特異的に結合する特殊環状ペプチドをPDPSにより見い出し、それをごく微量の放射線(ガンマ線)を放出する放射性同位元素(フッ素18等)を組み込んだ化合物(放射性リガンド)と結合させた構造(PDC)となっています。これをPETという医療機器と組み合わせることで、がん細胞の悪性の度合い(特定のがん抗原を高発現したがん細胞かどうか)、体内のどこにどのように分布しているのかがわかるだけでなく、治療を開始した後に治療効果が出ているかどうかをモニタリングできるようになると予想されます。PETを使用することでターゲットの追跡が可能という意味で、このような薬剤をPETトレーサーと呼んでいます。

特殊環状ペプチドを用いたPETトレーサー(以下 PETトレーサー・ペプチド)の優れたところは、役割を終えたら体内から消えるようにニーズに合わせた設計が可能なことです。また、様々ながん抗原に対して開発が可能です。私は、抗がん剤をより的確に使用するために、PETトレーサーの使用が拡大すると考えており、今後は抗がん剤とセットでPETトレーサー・ペプチドの開発ニーズが高まると予想しています。PETトレーサー・ペプチドは抗がん剤とセットとして使用される診断薬としてグローバルスタンダードが目指せる将来性の高い事業へと発展する可能性を秘めていると思っています。